ステータス: 🟢 現役 最終更新: 2026-07-13 作成者: にしむら(学習キュレーター)
このファイルでできること
Dify未経験者が「最初に何をすればいいか」を順番通りに、画面操作・コマンド単位で追える。読み終えたら「とりあえず動くBot」が作れる状態になる。顧客環境にDifyをセットアップする前の手順確認にも使う。
使うタイミング:
- Difyを初めて触る時
- 顧客環境にDifyをセットアップする前の確認
このファイルと一緒に使うもの:
features.md— 機能の全体像use-cases.md— 何を作るか迷った時
入門を先に読みたい人へ: 概念を順に学びたいなら入門教科書 ../02-first-app.md を。このファイルは手を動かす手順に絞った辞典です。
全体の流れ(3ステップ)
` Step 1: 環境を用意する(Cloudで試す or セルフホスト) ↓ Step 2: 最初のアプリを作る(チャットBot 1本) ↓ Step 3: ナレッジベースを繋げる(RAG化) `
推奨: 最初はDify Cloudで試す。セルフホストは本番導入が決まってから。
Step 1: 環境を用意する
Dify Cloud(推奨・無料枠あり)
- dify.ai にアクセス
- Googleアカウントでサインアップ
- ワークスペースが自動作成される → すぐ使える
無料枠の制限: 200メッセージ/月。学習・検証には十分。
セルフホスト(本番環境用)
`bash
Docker Composeで立ち上げる
git clone https://github.com/langgenius/dify.git cd dify/docker cp .env.example .env docker compose up -d `
ブラウザで http://localhost にアクセス → 管理画面が開く。
必要なもの: Docker + Docker Compose が動くマシン(Mac/Linux推奨)
Step 2: 最初のアプリを作る
2-1. アプリ種別を選ぶ
管理画面トップ → 「アプリを作成」→ 種別を選択:
` チャットBot ← 最初はこれ一択 ワークフロー テキスト生成 Agent `
2-2. モデルを設定する
「モデルプロバイダ」→ OpenAI(または好きなプロバイダ)のAPIキーを登録:
` 設定 → モデルプロバイダ → OpenAI → APIキーを貼り付け `
推奨モデル(学習用): gpt-4o-mini — 安くて速い。
2-3. プロンプト(システム指示)を書く
「オーケストレーション」画面でシステムプロンプトを設定:
` あなたは○○会社のカスタマーサポート担当です。 丁寧な日本語で、提供されたナレッジベースの情報のみをもとに回答してください。 答えが分からない場合は「担当者に確認します」と答えてください。 `
2-4. テスト → 公開
右側のプレビュー画面でテスト → 問題なければ「公開」ボタン。埋め込み用のiframeコードが発行される。
Step 3: ナレッジベースを繋げる(RAG化)
ここがDifyの本番。PDFや社内文書を読み込ませて「それだけを参照して答えるBot」にする。
3-1. ナレッジベースを作成
` 左メニュー「ナレッジ」→「ナレッジを作成」 ↓ ファイルをアップロード(PDF / Word / Markdown / TXT / CSV 対応) ↓ チャンキング設定(初回は「自動」でOK) ↓ 「保存してインデックス作成」→ 処理完了まで待つ(数分) `
3-2. アプリにナレッジを紐付ける
作ったチャットBotの設定画面 → 「コンテキスト」→ 作成したナレッジベースを追加。
3-3. 動作確認
「このBotに登録文書に載っていない質問」と「載っている質問」の両方でテスト。
- 載っている質問 → 正確に答える ✅
- 載っていない質問 → 「わかりません」と答える ✅(これが重要)
よくある最初のつまずき
| つまずき | 原因 | 対処 | |---|---|---| | 回答が英語になる | システムプロンプトに「日本語で答えて」を入れていない | プロンプトに明記する | | でたらめな情報を答える | ナレッジを繋げていない or チャンク設定が粗い | ナレッジ再設定・チャンクサイズを小さく | | 長い文書を読み込めない | ファイルサイズ上限(15MB) | 分割してアップロード | | 回答が遅い | モデルが重い | gpt-4o-mini に切り替える | | 履歴が消える | セッション管理の問題 | Conversation IDを保持する実装が必要(API利用時) |
次のステップ
| やること | 参考ファイル | |---|---| | 機能の全体像を把握する | features.md | | 具体的な活用例を見る | use-cases.md | | RAGの設計を深く理解する | rag-design.md |
関連ドキュメント
- Dify 公式クイックスタート(30分)
- Dify 初級ワークショップ
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