CHAPTER 02

第2章 クラウド版で最初のアプリを作って動かす

サインアップからチャットボットの公開URL発行まで、自力で一通り完了できるようになる。最初の成功体験でDifyの操作感をつかむ

ステータス: 🟢 現役 最終更新: 2026-07-13 作成者: にしむら(学習キュレーター)

この章のゴール

サインアップからチャットボットの公開まで、自力で一通り完了できるようになること。最初の成功体験を作り、Difyの操作感を掴みます。

まず結論

Difyクラウド版なら、メール登録から数分でチャットボットを作り、公開URLを発行できます。無料のSandboxプランで始められ、最初の一歩でクレジットカードは不要です(2026年7月時点)。まず動くものを1つ作ることが、その後の学習を大きく加速します。

やさしい解説

クラウド版とは、Dify社が運営するサーバー上でDifyを使う方式です。自分でサーバーを用意する必要がなく、ブラウザだけで始められます。手順は大きく3段階です。第一にサインアップ(Dify公式サイト dify.ai からメールまたはGoogle/GitHubアカウントで登録)、第二にアプリ作成、第三に公開です。

アプリ作成では「最初から作る」を選び、アプリタイプを決めます。初心者にはまず「チャットボット」が分かりやすいです。作成後の編集画面で中心となるのはプロンプト欄です。ここに「あなたは丁寧な社内ヘルプデスクです。3行以内で答えてください」のように役割と条件を書きます。右側のプレビューで即座に試せるので、プロンプトを直しては試す、を繰り返します。

満足したら「公開」を押します。公開すると、Webアプリとして使える公開URLが発行され、URLを知る人がブラウザから利用できます。埋め込み用のコードやAPIも用意されますが、最初は公開URLだけ押さえておけば十分です。

実際の画面手順をコマンド・クリック単位で追いたいときは、辞典側の reference/quickstart.md(未経験者向け実装フロー)を併読してください。

具体例

Aさんは初めてのアプリとして「用語をやさしく言い換えるボット」を作りました。プロンプトに「入力された専門用語を、中学生にも分かる言葉で2文以内で説明して」と書き、プレビューで「RAGとは」と打つと、平易な説明が返ってきました。プロンプトを「例を1つ添えて」と一言足すだけで回答の質が変わることを体感し、プロンプト調整の面白さを掴みました。

ミニ演習

問題: Difyクラウド版で作ったチャットボットを、URLを知る人がブラウザから使える状態にするために、編集後に行う操作は何ですか。

答え: 「公開(Publish)」を押して公開URLを発行する。

解説: 編集画面での変更は、公開しない限り自分のプレビュー内にとどまります。公開操作を行って初めて外部から使えるURLが有効になります。編集を重ねた後は、変更を反映するために再度公開が必要になる点も覚えておきましょう。

この章のまとめ

  • クラウド版はサインアップから数分で開始でき、無料のSandboxで始められる(2026年7月時点)
  • チャットボットの中心はプロンプト欄。役割・条件・出力形式を書く
  • プレビューで試し、満足したら「公開」で公開URLを発行する

次に読む

  • 03-workflow.md — 第3章 ワークフローで処理の流れを組み立てる