ステータス: 🟢 現役 最終更新: 2026-07-13 作成者: にしむら(学習キュレーター)
このファイルでできること
Difyの管理画面に何があるか、会話ログがどこに保存されどう取り出せるかを把握できる。003事業で「顧客に管理画面を見せるのか / チャット画面だけ渡すのか」という提供範囲を設計できる。
使うタイミング:
- 顧客へのサービス提供画面を設計する時
- チャット履歴を自前システムに取り込みたい時
- ログの保持期間を顧客と合意する前
入門を先に読みたい人へ: ログを見て改善する考え方(LLMOps)は入門 ../06-operations.md を先に。このファイルは提供設計の辞典です。
1. 管理画面の構成
| 画面 | 機能 | |---|---| | アプリ管理 | チャットBot・ワークフロー・テキスト生成アプリの作成・編集 | | ナレッジベース管理 | ドキュメントのアップロード・チャンキング設定・インデックス状態確認 | | ログ・モニタリング | 実行ログ・入出力詳細・レイテンシ・トークン使用量 | | モデルプロバイダ設定 | APIキー管理・モデル選択 | | メンバー管理 | ロールベースアクセス(オーナー・管理者・一般) |
2. チャット履歴の保存と取得
- 保存先: PostgreSQL(
conversationsテーブル・messagesテーブル) - API取得:
GET /conversations/{conversation_id}/messagesで履歴取得可 - セルフホスト: 全ての会話ログ・ドキュメント・ベクトルデータが自社インフラ内に閉じる
3. 運用で使うログ・モニタリング項目
本番運用で必ず使う。誰が何を聞いて何と答えたかを全部記録できる。
| 機能 | 確認できること | |---|---| | 会話ログ | 入力・出力・使用トークン数 | | レイテンシ | 各ノードの処理時間 | | 参照チャンク | RAGでどのデータが参照されたか | | エラーログ | 失敗したリクエストの詳細 |
「参照チャンク」が見えるのがRAGチューニングの肝。答えがずれた時、どのチャンクを拾ったかを見れば「知識不足」か「検索の的外れ」かを切り分けられる。
4. 003サービスでの設計方針
- 顧客にはチャット画面のみ提供。Dify管理画面へのアクセスは提供しない
- 顧客が自分のチャット返信履歴を見たい場合 → Dify APIをラップした管理画面を別途作成
- 個人情報を含む会話ログは保持期間ポリシーを顧客と合意する
なぜ管理画面を渡さないか: 管理画面にはAPIキー・モデル設定・他アプリの実行ログまで見えてしまう。顧客に渡すのは「使う画面(チャット)」だけにし、運用は自前のラッパー管理画面で受け持つ。ベンダーが顧客管理画面に不可視である設計(003セキュリティ方針)とも整合する。
関連ドキュメント
- Dify公式Docs
architecture.md— 会話ログの保存先PostgreSQLを含む構成license.md— 顧客環境分離方式README.md— 辞典の索引に戻る